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種子島へはロケットに乗って その2~ 西之表港から種子島宇宙センターへ [はるばる来たねロケ地巡り(秒速5センチメートル)]

「南の島だ」と油断していたら、夜は寒くてガタガタ震えていました。
沖縄や奄美にくらべれば気温は低い種子島ですが、私が着いた日から
急激に冷え込んだそうです(地元の方も「寒い寒い」と言っておられました)。

次の日は相変わらず寒かったですが、雲一つない快晴。
「島はカブで回る」と決めていましたので、雨が降ったらどうしようかと思っていましたが、
ホッと一安心です。おかみさんに見送られ、9時前に宿を出ました。 


元お寿司屋さんの珍しい民宿「みゆき」さん
(カウンターの形跡が残っていました)、お世話になりました

宿から歩いて5分ほどのところにある、レンタルバイクショップ「ロータスイトウ」さんへ。
半月ほど前に予約しておいた、スーパーカブを受け取ります。
朴訥なおじさんにお金を払おうとしたら、

「帰ってきてからでいい」とのこと。

おおらかですね・・・(連絡先も聞かれませんでした)。
免許証を見せ、ヘルメットをもらい、表に停めてあった(キー差しっぱなし)わが愛機へ。


スーパーカブ・カスタム(50cc)、4速までギアがあるのと、セル付きなので助かりました

エンジンをかけ、お店の前の国道58号を走り出しました。
私は普段、通勤や買い物に90ccのカブに乗っていますが、今回は
50ccのカブなので、スピードには気をつかいました。
いつものくせで、制限速度まで出してしまうと、スピードオーバー。
「秒速」で登場する高校生達、ちゃんと制限速度守っていたんでしょうか?

海岸沿いを延々走っていきます

島の北端、西之表市から、とりあえず南の端の「種子島宇宙センター」
目指すことにしました。この日の宿は、西之表市街から山を越えた、島の東海岸
だったので、かなりの距離を走ることになります。あまり寄り道は出来そうにないです。

途中、武田鉄矢が免許を取った「種子島自動車教習所」(50歳を前に、合宿だったそうな
などを横目にみながら、時速30キロでテロテロと走っていきます。
しばらく走ったところで、国道左手に「デーリィ牛乳」の看板がかかげられた建物を発見。
南日本酪農協同の種子島工場でした。「秒速」劇中でたびたび登場した、
「デーリィ牛乳」「デーリィコーヒー」「ヨーグルッペ」を作っています(たぶん)。


「愛のスコール」もこの会社が製造してます(となりの屋久島にも工場があるそうです)

時速30キロしか出せないので、宇宙センターのある南種子までの距離は
なかなか縮まりません。寒いし、クルマの免許取ってから来るんだった・・・。
やがて空を雲が覆い始め、風も強くなって冷え込んできました。
3~40分に一回ぐらい休憩しないと、寒くて乗っていられません。

そんな休憩で思わぬ発見も。中種子町に入ってしばらくして、
星原小学校という、星がきれいな島らしい、
何ともロマンチックなネーミングの小学校の前で停車。
道のすぐ脇に海が迫っていて、写真を撮ろうと近づくと、
「雄龍雌龍の岩」(おたつめたつのいわ)の看板が立っていました。

左が雌龍、右が雄龍だそうです


仲むつまじかった夫婦の生まれ変わりだそうです、これからも末永くお幸せに

中種子の市街地を抜け、国道をひたすら南へ。南種子町に入り、
「茎永」という地名が目に入ってくると、畑の中に何とスペースシャトルが
鎮座しておりました。よく見ると会社(?)の建物に描かれた壁画でした。
窓の位置が考えて設計されていて、いかにも宇宙基地の町、という感じです。

何とものどかな雰囲気です

ほどなく種子島宇宙センターの門が見えてきました。
さぞかし厳重に警備がされているんだろうなあ・・・と思いきや、
入り口は開けっ放し(笑)。守衛さんの姿も見あたりませんでした。


「秒速」劇中では「NASDA」となっていますが、
現在はJAXA(宇宙航空研究開発機構)に変わっています


このように記念写真も撮り放題です

宇宙センターに入っても、しばらくは一般道のような道が、海岸に沿って続きます。
砂浜は泳ぐ人がいないためか、手つかずのままで美しかったです。

5分ほどで「宇宙科学技術館」に到着。
ガラガラの駐車場の脇にカブを停め、さっそく見学に向かいました。
ロケットのモックアップ(?本物じゃないですよね)が出迎えてくれました。

入り口はごく普通の資料館スタイル

入り口付近に、「種子島宇宙センター 施設案内ツアー」のお知らせがありました。
そう言えば申し込めば、基地内の施設を見られたっけ・・・と思って
申し込み状況の表示を見てみると、次のツアー時間帯(13:30~)は

「満席」 申し込みは締め切りました

という紙が無情にも貼りつけてありました。
平日だし、オフシーズンだからと甘く見ていました。団体の申し込みでもあったんでしょうか。
15:30~のツアーは空きがありましたが、そんな時間までここにいては、
宿に着く前に日が暮れてしまいます。また次の機会に・・・(いつになるんでしょうか)。

*早めに事前予約していくと確実だそうです(電話でも可能)

そのデカさに圧倒されます

気を取り直して、無料で見学できる「宇宙科学技術館」を見て回りました。
陸域観測技術衛星「だいち」(2006年1月24日打ち上げ)の実物大モデルが
展示されていました。日本の衛星は、他にも「すざく」「はやぶさ」「かぐや」など、
アニメファンや鉄道マニアが喜びそうな(笑)名前が多いですね。

歴代のロケットの模型も展示中


H-Ⅱロケットの心臓部、国産初の第1段液体ロケットエンジン「LE-7」の実物
1999年のH-Ⅱ8号機打ち上げ失敗でその役割を終えました
打ち上げ中止になった7号機が今も種子島に保管中で、実物を見学ツアーで見られるそうです)

最近あまり展示物に手が入っていないようで、ところどころ古い箇所もありましたが、
盛りだくさんで楽しめました(タダですしね)。宇宙や星が好きな人は、是非行ってみてください。


左から毛利さん、向井さん、若田さん、野口さん(歴代の日本人宇宙飛行士)の手形です


「地球は青かった」 byユーリ・ガガーリン

そのあと館内の売店で宇宙食を(ウソ)、いえビーフカレーをいただきました。
レトルトの宇宙食(アメリカ製)もおみやげで売っていましたが、高いので遠慮しました。
思いっきり業務用ルーの味がするカレーでしたが、安い(450円)のと
目の前にひろがる美しい海がきれいだったので、良しとしましょう。

そのあと食後の運動がてら、技術館の裏手にある、
「カーモリの峰展望台」に登ってきました。
「カーモリ」とは、種子島方言で「家に帰ったか」の意味だそうです。


曇っていたのは残念ですが、海はおそろしいほど澄んでいます


遠くに見えるのは大崎射場(大型ロケット発射場)

展望台までの道は、あまり人が入っていないのか、クモの巣だらけで
しかも急勾配。なかなか難儀しました。良い運動にはなりましたが・・・。

展望台と言っても、何もありません

宇宙科学技術館を見下ろす

まだお昼過ぎ、まだ宿に向かうには早い時間帯なので、
宇宙センター内をカブで探検して回ることにしました。
まずは小型ロケット専用の発射場、竹崎射場。現在ではほとんど
使われることはないようです。普通に立ち入ることができます。


真っ白で余計なものは何もついていない、いかにも宇宙基地っぽい建物ですね(笑)

ここからも大崎射場が望めます

広大な敷地内には、他にもいろんな施設があります。
職員用のゴルフコースや市民にも開放しているグラウンド、
あとH-Ⅱロケットの実物大の模型なんかもありました。


ちょうど高所作業車でお掃除の最中でした、のどかですね

この頃からまた日が差してきました。海の青さが目に染みます。
センター内を一般道が横切っており、レーダー施設や事務所など、
立ち入り禁止区域にさえ入らなければ、誰でも通過することが出来ます。
そんな道の途中にある、「ロケットの丘展望所」に立ち寄りました。

観光バスも展望所前の駐車場に停まっていました。
ここから眺める大崎射場と青い海と空、豊かな緑のコントラストは、
まさに絶景としか言いようがありません。

「宇宙に一番近い楽園」とでも呼びましょうか


今年の2月15日、ここから超高速インターネット衛星「きぼう」が打ち上げられます
「秒速」劇中の鮮烈な打ち上げシーンが見たい方、ぜひ足を運んでみてください

宇宙センターを後にし、県道75号をひたすら北上します。
南種子町から、再び中種子町へと入りました。
朝から走りっぱなしで身体がだいぶ冷えてきたので、途中で見かけた
「中種子町 温泉保養センター」で休憩することにしました。


センター前では、お年寄りがゲートボールを楽しんでおられました

入湯料300円を払い、いざ湯船へ。
お湯は無色透明、特に変わった温泉ではありませんが、
やはり冷えた身体にはありがたいもんです。
大きな窓からは、目の前にひろがる熊野海岸が見渡せます。


脱衣場は外から丸見えでした(笑)別に見せて困るものはありませんが

食事や休憩も出来る部屋もあり、自販機で缶入りの「ヨーグルッペ」を買って
しばらく休ませてもらいました。近所のおばちゃん達が、タッパーに詰めた
漬け物やらお総菜やらを持ち込んで、ワイワイ楽しそうにおしゃべりしてました。
のどかな島の昼下がり。次回は「秒速」で貴樹と花苗のほほえましいシーンが
繰り広げられた、あのコンビニに立ち寄り、宿を目指します(つづく)。


花苗「私の体の二十分の一ぐらいは
   ヨーグルッペでできてるんじゃないかと思ってしまう」
その日4個目のヨーグルッペを飲んだ彼女のセリフです(小説版)、私もこの日2個目でした(笑)
 


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