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黄昏の青き流星 「はやぶさ」最後の飛翔 その2(門司~熊本) [歩いて撮ろう(鉄道編)]

門司では10分あまりの停車時間の間に、機関車付け替え
「はやぶさ」「富士」の切り離し作業が同時に行われます。なかなか忙しいです。 


到着と同時に「はやぶさ」と「富士」の間の貫通幌が外され、作業開始

切り離し作業に見とれていてはいけません。
幌が外されるのを見届けると、「はやぶさ」1号車方向へと急ぎます。
たどり着くと同時ぐらいに、構内で待機していたED76(92号機)が入線してきました。


連結面にもちゃんとヘッドマークを付けています

下関での付け替えと同じ手順で、慎重に連結されたED76。
ここから熊本まで、この交流専用電機にお世話になります。


ここでも子ども達は、機関車付け替えに興味津々

2005年に東京~長崎間の「さくら」が廃止され、以来JR定期列車の
最長距離ランナー
の座を引き継いだ「はやぶさ」。
実に1315キロもの距離を、3台の機関車がバトンをつなぎ、結んでいます。
10年前までは、熊本より先の西鹿児島(現 鹿児島中央)まで行っていたんですから驚きです。
そのときの西鹿児島着時刻が、なんと15時過ぎ・・・。ほぼ一日かけて移動していたんですね。


門司~熊本間でのみ使用される「はやぶさ」単独ヘッドマーク

機関車付け替えが終了すると、わが「はやぶさ」は出発態勢完了。
東京出発以来、後ろに付き従えてきた「富士」は、このあとさらに10分以上
停車の後、大分へ向け日豊本線を南下していきます。
この忙しい時代に、2~30分の停車時間というだけで、なんだかぜいたくな
気分にさせられます。門司駅はホームの上に売店など何もないのだけが
残念ですが・・・。8:58、「はやぶさ」は定刻通り、門司駅を発車しました。


電光掲示板には、出発以来はじめて「はやぶさ」「富士」の列車名が別々に表示されます

さようなら「富士」

イベントも終了し、暇になったので、車内をうろうろしに行きます。
車内販売のときにものぞいた、おとなり2号車のシングルDXは、
単身赴任らしき背広姿の方や、礼服姿のご婦人など、B寝台とは
やはり空気が違います。予算に余裕があればこちらに乗りたかったですが、
ソロの倍以上の料金がかかるので・・・。

そのおとなりの1号車は、昔ながらの開放B寝台車。
どの列車でも最近は人気がなく(老朽化で乗り心地がますます劣悪に・・・)、
空気を運んでいるような状態ですが、この日は6~7割方埋まる、なかなかの盛況ぶり。
客層はご老人と、子ども連れのお母さんが多くを占めていました。
時間はかかりますが、わずらわしい乗り換えがないので、この方たちには
今でも寝台特急は愛されているんでしょう。良い思い出ができるといいですね。


9:05着の小倉では、となりのホームにキハ58系の姿が!!まだ生き残っていました


博多には10:11着、となりのホームは「ゆふいんの森3号」に乗る人でごった返していました

各駅でカメラを向けられたり、好奇の視線で見つめられたり。
絶滅危惧種であることが知れ渡っているのか、なんだか恥ずかしいですね(笑)
そんな人たちを尻目に、「はやぶさ」はその名のごとく、短い停車時間で
鹿児島本線を疾走していきます。いったん佐賀県に入り、10:36鳥栖駅に到着。
かつてはここで長崎行き「さくら」を切り離していましたが、その「さくら」も今は亡く、
わずかな停車で出発していきます。長崎本線へ乗り換える人がまとまって下車。

1分停車では名物の駅弁も買えませんね

このあたりから車窓に見え始めたのは、九州新幹線の工事現場。
この後乗る、2004年開業の新八代~鹿児島中央間に続いて、
2011年の開業を目指して建設中の博多~新八代区間。
沿線にはおびただしい数の工事車両と、大勢の作業員の方々が見え、
高架橋が完全に完成している箇所も多かったです
(10月からはレールの敷設作業もスタートしたそうな)。
全通すれば、新大阪から鹿児島中央まで、直通運転される予定。
そうなれば、関西~九州間の交通体系は、大きく変わることになるでしょうね。

急ピッチですすむ工事

列車は再び福岡県に入り、久留米・大牟田と停車。
少しずつ乗客を降ろし、あとは終着駅・熊本を目指すのみとなりました。
時刻はすでに11時を過ぎ、朝ご飯が早かったためか、お腹が空いてきました。
夜行列車に乗ると否応なく早起きになるので、健康的な一日が送れますよ(笑)。

西南戦争の古戦場、田原坂を越え、「はやぶさ」は熊本へ向けラストスパート。
真冬ながら、南国らしいうららかな日差しが、個室の窓から差し込んできます。
人の目がないのをいいことに、散らかし放題だった荷物を整理し、
大量のゴミ(呑んで食べるとたくさん出ます)をきちんと袋にまとめ、下車準備完了。

11:48、熊本に無事到着。
「はやぶさ」の長い長い旅路は、ようやく終わりを告げたのでした。

 

乗り換えの「リレーつばめ」はすぐにやって来ます。
慌ただしくED76にごあいさつ。ところどころくたびれてはいましたが、
やはり九州のエースとしての風格十分。大きなヘッドマークも誇らしげです。


熊本でもたくさんの人がカメラを向けていました

私は小学生時代、イトーキ(「ブルートレイン」の商標も持っているそうです)の
「ブルトレ大集合学習机」を使っていました。デスクマットや机正面にブルトレの
写真が所狭しと並べられ、今考えればこの学習机が、
私を鉄道の世界へと誘ってくれたのかもしれません。
その時代から変わらぬデザインの、「はやぶさ」のヘッドマーク。
いつまで走り続けられるかはわかりませんが、
最期の日まで誇り高き姿を失ってほしくないものです。

翔べ!!「はやぶさ」

このあと11:57発の「リレーつばめ41号」に乗り換え、新八代へ向かいました。
この続きはまた次回にでも(つづく)。


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