So-net無料ブログ作成

夏のマンガ祭り三本立て その1~京都→青森26時間大移動 [はるばる来たねロケ地巡り(雲のむこう約束の場所)]

鉄の聖地・大垣駅を23:19発

8月8日夜から、夏休みを利用して、青春18きっぷでの鉄道旅行へと
行って参りました。目的地は本州最北端・青森県。
ここのところイヤと言うほど列車に乗ることが少なくなった
(先日の長崎旅行は何なのか、というツッコミは甘んじて受けます)ので、
夏はいつも買っている青春18きっぷをフル活用しようと、
今月はパートで休めないヨメをほっといて、
一人で東海道本線の新快速に乗り込んだのでした。 

大垣まで2時間かけて移動し、そこから18キッパー(青春18きっぷの旅行者を
最近ではこのように呼ぶそうです)御用達の夜行快速「ムーンライトながら」へ乗り換え。
23:19に大垣駅を出発しました。

東京駅5:05着

そもそも「青春18きっぷ」とは何なのか?
今では老いも若きも、格安旅行好きの方なら、必ずと言っていいほど
利用するきっぷです。夏休み・冬休み・春休みに発売される企画きっぷで、
期間内の任意の5日間、全国のJRの普通・快速列車に乗り放題という、
貧乏旅行者には涙の出るほどありがたいきっぷなのです。
5回分で11500円、一日あたり2300円あれば、列車の運行されている
時間であればどこまで行っても良いのです。

ただこのきっぷの欠点は、特急・急行列車には一切乗車不可
(もし乗ると、特急券だけでなく乗車券まで買わないといけません)というところ。
よって私の好きな寝台特急、便利な新幹線にも、足を踏み入れることすら
許されないのです。まさに格差社会です(笑)
そこでこの時期重宝されるのが、夜間一気に長距離を移動できる、
夜行快速列車たちなのです。一時期にくらべれば減りはしましたが、
昼間に関西~東京を何度も乗り換えながら移動するよりは、肉体的・精神的にも
はるかに楽です。そのかわり指定席の獲得競争は熾烈を極めますが。
この日は平日だったので、楽々窓側の席をとることができました。
何度も乗った「ながら」ですが、初めてまともに眠ることができました。
仕事終わりで疲れていたからか、アイマスクと耳栓が功を奏したのか
(夜間も車内放送と照明はそのまま)、それでも東京着5:05は疲れますが。 

宇都宮7:28着

眠い目をこすりながら、すでに陽も昇って暑い東京から上野まで
山手線で移動、そこから宇都宮線(東北本線)で一気に北上します。
途中駅の上りホームは、どこも都心への通勤客でいっぱいでした。
こちらは下り列車でのんびりと行きます。「秒速5センチメートル」で登場の
野木駅で途中下車し、写真を撮ったあと(これは次回にでも)再び宇都宮線に。
2時間ほどで東京・埼玉・栃木と駆け抜けました。 

黒磯8:28着

宇都宮では乗り継ぎの列車のホームを間違え、あやうく乗り遅れる
ところでしたが
(夜行明けはこういうことも多いです)、何とか間に合い
宇都宮線をさらに北へ。車窓もベッドタウンからのどかな農村へと
変わってきたところで、黒磯に到着。

この駅を境に、東北本線は南側(宇都宮線)が直流、北側が交流電化されていて、
直通装備のない普通列車などは、必ず乗り換えとなります。
ホームでは、ここで機関車付け替えをおこなう貨物列車の姿も間近に見られました。


ちょうどJR貨物塗色のEF65が入線、機関車の上空にあるのが交直切り替え設備です。
となりの赤い機関車はEH500、こちらは交直両用のため、付け替え要らずです


2007年2月に登場したばかりのE721系で、黒磯を8:37発

黒磯を出ると、急に人家の数が少なくなり、車窓は田んぼや畑が続くようになります。
20分ほど走ったところで、東北の玄関口、福島県白河市に入りました。
白河の関を越えると、そこから北はいにしえの都・奥州です。 


新白河では上野へと急ぐ「北斗星4号」とすれ違い

途中の新白河でなぜか15分ほど停車し(通過待ちでもありませんでした。
不思議です)、1時間半弱で郡山着。18キッパー多数が、磐越西線ホームへと
向かいました。会津若松や只見線が彼らを待っています。
私はローカル列車に後ろ髪をひかれながら、東北本線をさらに乗り継ぎます。

郡山9:56着

 

郡山10:08発

郡山から福島までは、オールロングシートの701系。
15年ほど前、それまで旅情豊かな客車列車が走っていた区間に、突如現れた
都会然とした車両は、地元の方にたいそう嫌がられたそうです。
朝夕のラッシュ時にはこれでもいいかも知れませんが、
30分以上の移動では座っていても首が痛くなり、
車窓もろくに見られず、駅弁を食べることすらままならないため、
長距離移動の多い18キッパーには「悪魔の電車」(苦笑)として怖れられています。
私も秋田あたりで3時間以上これに乗った経験がありますが
(山手線や環状線の電車に3時間揺られる光景を想像してください)、
まさに地獄でした。1時間ぐらいなら何とかガマンできるのですが。 

白石付近、のどかな風景です

福島着10:54の予定が、構内に貨物列車が立ち往生したため、
5分ほど遅れ、福島での乗り継ぎが危機一髪でした。
隣のホームまで階段をダッシュ。私みたいな旅慣れた者はいいですが、
お年寄りや子ども連れの方などは、間に合わない距離です。
もう少し乗り継ぎに配慮してほしいものです。

上野からの猛者もまだ多数乗車 

福島11:02発の快速「仙台シティラビット3号」は、
快速と名乗るだけあって、セミクロスシートの719系で運行されていました。
混んでいてロングシートに座りましたが、向かい合わせの座席があると
とりあえずホッとしますね。順調に飛ばして、仙台に1時間ちょっとで到着。 


仙台12:16着、さすが東北一のターミナル、すごい人です

ここから先は乗り継ぎが悪く、1時間以上待つので、お昼ご飯にしました。
何か仙台らしいものはないか探しましたが、「牛タン定食」などはちょっと
お昼に食べるには高すぎたので、和風食堂でおとなしく焼き肉定食を注文。
これでも明日以降予想される、劣悪な食糧事情から比べると、
はるかに良いのですが。何より動かないイス(笑)で温かいものを食べられるのは、
18キッパーには何より嬉しいことなのです。 


「ガメラ2」でレギオン爆発の爆心地になった仙台駅、ここもロケ地と言えばロケ地ですね(笑)

まだまだ日程も長いので、ここでお土産を買うわけにはいきません。
仙台駅のお土産コーナーを横目に見ながら、東北本線ホームへ。
ちなみに私のお土産は、だいたい旅行で最後に降りたところのが多いです。
だから東北に行っても北陸のまんじゅうだったり、九州に行っても
姫路のお菓子だったり(爆)。「鉄道旅行は荷物を最小限に」が鉄則なので。
だからいつも、「どこに行ってきたの?」(鉄ヲタには愚問)と言われるのですが。 

仙台13:40発、また701系だ(ウギャー


今年の3月までくりはら田園鉄道が分岐していた石越駅、手書きの看板が東北らしくていいです

ここから盛岡まで、乗り換えをはさんで3時間以上、
701系の洗礼を受けました。しかもほとんどの区間でたった2両での
運転だったため、シートもギュウギュウ詰めです。
しょうがないので、ひたすら持ってきた文庫本を読むはめに。
左右両側に人がいると、うかつに振り返って
車窓を眺めるわけにもいきません。本当に疲れました・・・。 

一ノ関15:22着、5分で盛岡行き発車

一ノ関でもまた階段ダッシュで隣のホームへ。
そんなに本数がある区間でもないんだから、いい加減にして欲しいです。
大きな荷物を抱えて、トラックに群がる難民のように走る18キッパーたち。

盛岡16:56着

交通の要衝、朝の連ドラの舞台、盛岡。
701系の旅から解放された旅人達が、それぞれの目的地へと散っていきます。
私もとりあえず夕飯の駅弁を買いました(在来線側には売り場が少ないです、注意)。 


花輪線の運用から外れ、構内で最期の時を待つキハ58系たち


構内の外れにある、いわて銀河鉄道の改札口

ここから北の区間は、2002年の東北新幹線・八戸延長にともなって、
JRから経営分離されました。盛岡~目時を「いわて銀河鉄道」、
目時~八戸を「青い森鉄道」という第3セクター鉄道が運行しています。


岩手県軽米町特産の「さるなしドリンク」、ハチミツ入りですっきり飲みやすかったです。
各自治体の特産ドリンク入りの自販機が置いてありました

私が今から乗る花輪線は、盛岡から6駅ほど先の好摩駅から
秋田県の大館へと分岐しています。第三セクターの中に、
ぽっかりと陸の孤島のように、花輪線が取り残されたのです。
というわけで、好摩までのきっぷを券売機で別途購入。
第3セクター鉄道に乗れない18キッパーには、
これからも増えるであろう、 新幹線の開業と在来線の経営分離は、
頭の痛い話です。もちろん地元の利用者のみなさんにも。


盛岡を17:47発、ゆったり落ち着くキハ110系の車内

CSでやってるアニメ「鉄子の旅」 で、「130円で1都6県大回りの旅!」を
やってたときも(こんな話がアニメになるとは・・・恐ろしい時代です)、
ロングシートの通勤電車から、八高線のキハ110系に乗り換えて大喜びの、
取材班ご一行が出てきましたが、701系から花輪線のキハ110系に乗り換えると、
まさにこの状態。ゆったりしたクロスシートで1ボックス占領して(ガラガラでした)、
疲れた足を思いっきり伸ばしました。

岩手山の麓を列車は行きます

大更で列車交換

5年ほど前に訪れたときは、国鉄色や盛岡色のキハ58系やキハ52が、
轟音を立てあえぎながら勾配を登った路線でしたが、今年3月改正からは、
水郡線から転属してきたキハ110系に置き換えられました。

駅には新車両歓迎の横断幕も

冷房はついてませんでしたが、窓の開くキハ58・52の旅が、
完全冷房のキハ110系に乗って、遠い昔のように感じられました。
近所の山田線、岩泉線のキハ58・52も近々廃車になるようで、
東北のローカル線も転換期を迎えているようです。 

東北の空は高くて美しい

外もすっかり暗くなり、することもなくなったので、
盛岡で買った駅弁を食べることにしました。
「みそ焼きヘルシーポーク弁当」(800円)、
ヘルシーという言葉にひかれて買ってしまいました。
唐辛子ベースの辛い味付けが、疲れていたカラダにちょうど良かったです。
あっという間に完食。 


岩手山麓で杜仲茶を食べ、クラシックを聴きながら育った豚肉だそうです。
18キッパーよりもいい生活してるかも・・・

十和田南駅で方向転換


大滝温泉では、かつて急行「よねしろ」で使われたキハ58系の快速列車と行き違い

途中からは雨も落ちてきて、北東北の天候不順は相変わらず。
3時間のゆったりした旅を終え、奥羽本線との接続駅・大館に到着。 

大館20:45着

青森へと急ぐ「いなほ7号」が先に発車

上野から延々乗って、花輪線の途中までずっと一緒の列車だった
お姉さんがいました。里帰りだったんでしょうか。大館からは
弘前行きの21:06発普通列車(なぜかキハ110系)でさらに移動。 


弘前21:51着、ミニチュアのねぶたが置いてありました

いよいよこの日最後の列車に乗り込みます。
弘前21:55発、青森方面への最終列車です。
何ともタイトな乗り換えで、もし途中の花輪線が遅れでもしたら、
当日中に青森まで行くことはできませんでした。定時運行に感謝。 

青森22:39着

26時間の長旅のゴール、青森駅。感無量で降り立ちます。
はるばる来たね青森。となりのホームには
札幌行きの急行「はまなす」が、乗り継ぎを待っていました。
18きっぷでは乗れませんが、同時期発売の
「北海道&東日本パス」(連続5日間乗り放題)では自由席のみ
乗車可能なので、 それらしき貧乏旅行者達が、大きな荷物を抱えて
車内へと消えていきました。まだまだ先は長い、お疲れ様です。

青函トンネル専用機、ED79が牽引

北の大地を目指して青森駅を出発

何はともあれお疲れさん

弘前からのラストランナーは、またまた701系でした。
もうしばらく乗りたくありません・・・。改札を出て、駅前のコンビニで
夜食などを買って、予約しておいたビジネスホテルへ。
明日は「雲の向こう、約束の場所」のロケ地巡りも兼ねて、
津軽半島の先っぽ・竜飛岬まで向かいます。普通の観光だ!(つづく) 


nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 1

透明人間

はじめまして
透明人間と申します。

鉄道好きとして似ている部分がありますね
読んでいて面白いです。

ちなみに新白河でしばらく停車するのは
新幹線との接続に合わせているそうです。
by 透明人間 (2007-09-30 01:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。