So-net無料ブログ作成

長崎のsolaは雨だった その2~まだ寝台特急「なは・あかつき」車中 [はるばる来たねロケ地巡り(sola編)]


4:36 門司着、下関停車は寝過ごしました・・・

お酒のおかげで熟睡し、翌朝目がさめたのは、門司駅の駅の灯りが
目に入ってからでした。眠い目をこすりながら、靴を履き、ヨメを起こさないよう
こっそりと寝台を抜け出しました。ここでは機関車付け替えがあるので、
6分間の長時間停車です。


ホームに人影はなし、平日はこんなもんでしょうか

起きられなかった下関駅で京都からのEF66はお役ご免、
代わって関門海峡のみ運用のEF81が、先頭についたはずです。
私が写真を撮りに向かったときは、すでに切り離されて跡形もありませんでしたが。
ちょうど暗闇の向こうから、九州内限定の交流電機・ED76
次のランナーとして位置につくところでした。


4:49 小倉着、ホームにはすでに通勤客の姿が・・・みなさんお疲れ様です

下車する人も乗車する人もなく、門司駅を出発した「なは・あかつき」。
まだ薄暗い北九州を、列車は淡々と進んでいきます。せっかく目がさめたので、
このまま列車の歩みを見守ることにしました。

次の小倉では、「あかつき」の最後部に連結されている
「レガートシート」にお客さんが乗ってきました。高速バスのような
リクライニングシートに座れ、指定席特急料金で乗車できるので、
こういう区間利用もあるんでしょうね。


レガートシートにはミニロビーも、鉄オタらしき方が、早朝から時刻表読んでました

ヒマになってきたので、車内探検にでかけました。
まずはとなりのシングルデラックスから。誰も乗ってませんでした(笑)
このまま移り住んでもバレないんではないか・・・と思わせるほど
静かな車内。12室全部空室とはまたすごい。


個室の扉には、車掌区お手製のウェルカムカードが挟まれたまま・・・


こちらは8号車ソロの上段、なぜかドアが開いていたので撮らせてもらいました

「北陸」ではなかなかの盛況だったソロも、「あかつき」はガラガラ。
3分の1ほどの乗車率だったでしょうか。やはり「北陸」のように
トクトクきっぷでも個室利用ができるようにしないと、列車自体の
存在価値が問われてしまう気がします。「平日限定」とかでもいいので、
九州往復きっぷの旅行者にも開放して欲しいですね。

乗客わずか一人の9号車

禁煙車ということもあり、かえって敬遠されたのか、
開放型B寝台の9号車は、5号車よりさらに閑散としていました。
本当は禁煙車がよかったんですが、窓の方向が山側に
なってしまうので、5号車でないといけなかったんですね・・・。
レガートシートはさすがに正面から撮りづらいので、
ミニロビーに寄って缶コーヒーを買っただけで帰ってきました。

5:04 黒崎着、空が白んできました

5:52 定刻通り博多着

博多の明るい灯りに促されるように、ヨメも寝台から出てきました。
寝心地を聞くと、「揺れとレールの音で眠れなかった」そうです。
というか、あれがないと私は眠れないのですが・・・老朽化が
進んでいるのか、確かに揺れはいつもの寝台車より大きかったですが。
私が先に起きて、持ってきたパンやおにぎりをモシャモシャ
食べてしまったのにはブーブー言ってましたが。
酒飲みの朝はお腹が空くのだよ・・・。

狭い車掌室、長時間こんなところでお疲れ様です

博多にも1分停車しただけですぐに発車。
このあたりまでなら、急ぎの出張や所用でもメリットのあるダイヤ
だと思うんですが。高速バスよりずっと楽ですしね。

ベッドタウンの住宅地を横目に、列車はひたすら西を目指します。
そして6:17、交通の要衝・鳥栖駅に「なは・あかつき」はすべりこみました。

慌ただしく走り回る車掌さん

この列車のハイライト、分割作業をここで行います。
ここから鹿児島本線を南へと向かう「なは」と、
長崎本線を西へとひた走る「あかつき」に別れ、
それぞれの目的地を目指します。客車列車らしい、柔軟な運用と言えば
聞こえはいいのですが、分割してしまうと、「あかつき」は5両、
「なは」に至っては電源車を除くと4両という、寝台特急と呼ぶには
あまりに寂しい姿になってしまいます。
この日の乗客数を見てしまうと、
この両数にもうなずけてしまいますが・・・。

両列車の車掌さんが引き継ぎを行い、


まず熊本行の「なは」が発車していきました

激しくなってきた雨の中、ゆっくりと鳥栖駅を後にしていく
「なは」のテールランプを見送ると、ホームはしばしの静寂。
スハネフ15の排気音と、屋根をたたく雨音が耳に入ります。
起きてからもう2時間経ちましたが、まだ7時にもなってないんですね。
この辺まで来ると、通勤客の姿もまばらです。


カマがなくなり寂しそうなスハネフ15、でもずっととなりには、鳥栖から牽いてくれる
ED76がちゃんと待機しています


係員さんがステップに乗って、機関車を誘導していきます

門司から牽いてくれたED76が「なは」を牽いて行ってしまったので、
鳥栖から別のED76が「あかつき」の先頭についてくれます。
待機線からポイントまで誘導され、そろりそろりとホームに入ってきました。
何とも手間の掛かる作業、これがあるので客車列車は激減して
しまったんでしょうね。今や貴重な光景です。

背後には鳥栖スタジアムが

無事連結完了、ようやく運転再開です

17分もの長時間停車の後、身軽になった「あかつき」は、
長崎本線をゆっくりと走り出しました。モグモグとパンを食べていたヨメに、
列車分割をデジカメ片手に説明していると、「へー」と興味深そうに
聞いていました。理解してくれたかはわかりませんが。

「この電車いつ着くの?」 
電車と違う、これは客車!機関車が牽いて走ってるの」
「でもポーっていってないけど」
「それは蒸気機関車!これは電気で走る電気機関車!!」

私は石炭では走れません(笑)

鳥栖を出たあたりから、窓をたたくように強くなってきた雨。
ここまで定時で運行していた「あかつき」でしたが、佐世保線との分岐駅・
肥前山口を出たあとは、なかなか進まなくなりました(ここから単線区間が
続く影響でしょうね)。携帯で天気情報を見ると、

「長崎県は全域、大雨・洪水警報発令中」

と表示されました。どうりで雨が強いわけだ(笑)
ゆっくりでもいいから、無事に長崎に着くことを祈ってやみませんでした。

里信号場にて通過待ち


肥前長田駅で運転停車、この手前の区間では、今からちょうど4年前に
落石に乗り上げた特急「かもめ」が脱線・転覆しました・・・大丈夫かな

2駅ぐらい進んでは停車、徐行しているのかのそりのそり・・・と進むので
遅れはどんどんと拡大していきます。車掌さんが申し訳なさそうに
寝台を一つずつ回って、案内をしていきます。
この列車を選んだからには、別に急がないので、いいですよ車掌さん。


20分ほど遅れて諫早着、島原鉄道のディーゼルカーが見えました


現川(うつつがわ)駅にて行き違い停車、雨に濡れる信号機とアジサイの花が良い感じ

列車はなかなか動き出さないので、寝台内をあらためて見てみます。
ヨメは寝不足で二度寝中なので、ハシゴを登って上段寝台を見たり、
空いているときならではの楽しみですね。あとわずか、名残惜しくなってきました。

この小さなハシゴを開いて、


上段に登るとこんな感じ、窓もないし揺れるので私は好きではないです


今や無用の長物のセンヌキ、せっかくだからスタイニーサイズの
ビールでも持ってくれば良かったですね

現川駅を出発し、長崎トンネル(全長6173m)に入った列車は、
しばらくすると暗闇の中でまたまた停車。このトンネル、中に
行き違い用の信号場があるんですね。
「10分停まります」・・・長崎駅にはいつになったら着くんでしょうか。


通勤客を乗せた普通列車を優先して、寝台特急はひたすら待機 

そしてようやく動き出した列車は、トンネルを抜け、浦上駅を通過すると、
ようやく長崎市の中心部に入りました。左手には坂で有名な街だけあって
山並みが続き、右手には工業地帯とその向こうに海が見えました。
いよいよ目的地、長崎に到着です。


定刻より35分遅れの9:30 長崎に到着

13時間半の長旅、いろいろあって楽しかったです

海沿いを走っていたときに比べれば、いくぶん雨も小降りになってきました。
雨に濡れる市内を散策するのも、長崎らしくて(?)いいかもしれません。
「sola」のOPでも、雨に濡れる街の風景が出てきますしね。
どんなロケ地巡りができるのか、楽しみです(つづく)。


同い歳のスハネフ15-3、長旅お疲れ様でした


さよなら「あかつき」、また会う日まで

寝台特急 なは・あかつき 岡山~京都間

寝台特急 なは・あかつき 岡山~京都間

  • 出版社/メーカー: ビコム
  • 発売日: 2006/10/21
  • メディア: DVD

 


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。